新連載【ひざくりげINDA INDO NESIA】と川村亘平斎の「南海嬉嬉回島伝(なんかいききかいとうでん)」 ─昌福寺の花祭をめざして─

いつもお世話になっている甲府の昌福寺さんのご提案によりインドネシア滞在記を月一で描くことになりました!

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ひざくりげ INDA INDO NESIA

はじめに
バナナの木が揺れている。ヤシの葉も揺れている。
熱帯のキラキラした光を浴びて、見渡す限りの緑がフワフワと揺れている。
縁あって2003年以来,13年振りにインドネシア共和国・バリ島に住むことになった。
まさか自分もまたこの土地に戻ってくるとは思ってもみなかった。
20歳の頃、インドネシア・バリ島の伝統芸能を軸に音楽家としてスタートした活動は、何かに誘われるようにいつの間にか影絵が中心になってきた。バリの影絵・ワヤンクリットにはまえから興味はあった。2003年にバリ島に留学した時も、影絵の伴奏楽器【グンデル】を習ったり、バリの古典絵画を習ったりしたが、その中心にある影絵ワヤンクリット自体には触れてこなかった。それは知れば知るほど深くなるこの島の芸能や哲学の重要な部分に影絵が関わっていて、それに触れる勇気がなかったから。(今もない。。。)一方で、影絵を使った創作活動を続けていく上で、そこを無視できなくなってきた。かつ活動が音楽のみならず舞台や美術に広がってきたことによって、一つ一つの作品制作が前よりも長期化し、どこかに滞在してじっくりとモノ作りに向き合いたいとも思っていた。そういった「終わっていない宿題」みたいなものを抱えて日々は過ぎていくものだ。
そう思っていたら突然身に余る賞を頂き、インドネシアにて1年間改めて勉強する機会を得た。それこそ【縁】としか言いようがなく、まさか外国人風情がバリの伝統影絵と向き合えということか?と自問自答したりする。
今回の連載は、前々からお世話になっている山梨県にある昌福寺のご住職からお話しを頂き、月1回のペースで書くことになった。日本で個人的に描いてきた絵日記【ひざくりげ】のフォームをベースに、注釈・補足をつけたものになりそうだ。
日本の寒い冬の一瞬の逃避行のお手伝いが出来れば幸いです。
12/8 ジャワ島中部 ソロの宿にて 川村亘平斎

 

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同時連載 川村亘平斎の「南海嬉嬉回島伝(なんかいききかいとうでん)」

─昌福寺の花祭をめざして─vol.1はこちらから

人形劇フェスティバルの動画アップ

12/2~4で行われていた世界人形劇ビエンナーレ pesta boneka #5に参加させて頂きました。ジョグジャカルタ郊外のケペック村でやったパフォーマンスが、インスタグラムなどでたくさんアップされていたので、シェア。全編インドネシア語でやったのですが、想像以上の反響で、インドネシア滞在中、別に企画も進行しそうです。お楽しみに。

ニシオカINDA INDO NESIA
https://www.instagram.com/p/BNmoe9khYi_/
ヤマダINDA INDO NESIA

Hilariously silly shadow puppetry by Taikuh Jikang (from Japan) at #pestaboneka5

A video posted by Caitlin Taguibao (@taggybowow) on


川村亘平斎INDA INDO NESIA

Kawamura Koheisai's Shadow & Music, by Taikuh Jikang (Japan) #pestaboneka5

A video posted by A Febrinawan P (@giantcux) on

PESTA BONEKA 2016 @YOGYAKARTAに参加します

明日からジョグジャカルタで開催される
世界人形ビエンナーレ2016
に参加します。

インドネシア国外から面白そうなチームがたくさん出演予定。僕は12/4 ジョグジャカルタ郊外の野外でパフォーマンス予定。ミニマム海外公演用に調達したニューアイテムカシオトーン&エフェクターをひっさげてニシオカINジョグジャです。

スケジュールはこちら
http://www.papermoonpuppet.com

公演の後は一週間ほどソロ(スラカルタ)で影絵を鑑賞予定しております。

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ひざくりげ その41 ピンダ ルマ

ひざくりげ その41 ピンダ ルマ
引っ越しと山羊。

先日の川村亘平斎の影絵と音楽 たくさんのご来場ありがとうございました。

来週からいよいよインドネシア入り。

連載の有難いオファーを頂きまして月一でひざくりげインドネシア版(タイトル未定)をweb上でリリース予定です。今後ともよろしくお願いします。

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日本ラストライブとインドネシアファーストライブ!

インドネシアへ出国まであと10日
引っ越しの準備と娘の子守り以外することのないので忙しい時に読めなかった本をまとめて読んでいる。
主にインドネシアの島々〜カリマンタン、スラウェシ、マルク、パプア〜を調査したものや、スターナビゲーションの本など。
国境のなかった時代、悠々と海を渡っていた人達とその世界地図!!

そうこうしていたら山形ビエンナーレで一緒に作品を作った子ども芸術大学の母子達から嬉しい本が届く。
ありがとう!ありがとう!ありがとう!

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アルフレッド R ウォレス 1850年代に8年間マレー諸島を旅して記録を残している。彼が発見したウォレスライン 
はバリ島とロンボク島の間を抜けていく。

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11/8は吉祥寺アムリタ食堂にて出国前のラストライブです。

影絵と音楽のソロやります。皆様是非
11/8川村亘平斎の影絵と音楽@吉祥寺アムリタ食堂

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そして渡インドネシア後初ライブ早くも決定!
12/2-4 ジョグジャカルタで行われるPESTA BONEKA 2016に急遽参加予定です。人形劇フェスティバルです。
ニシオカinジョグジャ!

PESTA BONEKA 2016 yogyakarta

出国前のラストライブ!11/8川村亘平斎の影絵と音楽

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11/8(火)川村亘平斎の影絵と音楽@吉祥寺アムリタ食堂

影絵と音楽を使って様々なパフォーマンスを繰り広げる芸術家・川村亘平斎。11月よりインドネシアにて、1年間の影絵修行に旅立ちます。その門出を祝って、川村亘平斎のパフォーマンスが生み出された原点・吉祥寺アムリタ食堂にて影絵と音楽のソロライブを行います。架空の島・ワラケ島の住人達が登場して唱って踊っての大騒ぎ。出発前のラストライブ!皆様是非是非!

1st 19:30〜 2nd 20:30~
※投げ銭ライブ
予約 アムリタ食堂 TEL 0422-23-1112

山形ビエンナーレ2016【BAM BOO NEST】制作を終えて

夏の投稿からずいぶんと時間が経ちましたが、ご報告。

9月に行われた山形ビエンナーレ2016に参加させて頂きました。

今年1年掛りで取り組ませて頂いた素晴らしいプロジェクトでした。

 

【BAM BOO NEST】(竹の巣)と題した今作では

東北芸工大の7Fにある大きなギャラリーに、昨年発表した南相馬影絵【ヘビワヘビワ】と、今年のビエンナーレに合わせて発表した山形影絵【ハハハハハハハハハハハハハハハ】を上演する為の【影絵小屋】を制作しました。

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※山と蛇の祭壇             ※エントランス

影絵師ではありますが、近年その影絵が上演される【場所】がとても大切なのではないか?というイメージを、キュレーターの宮本さんに汲み取って頂き実現しました。

設計は葉山・OASISの朝山さん、照明は渡辺敬之さん。

影絵小屋に使われたのは高さ4Mの竹、その数約2,000本!大学のエレベーターには乗らないので、芸工大の学生スタッフと施行業者さんに7Fまで階段であげて頂きました。。。ピラミッド作ってるみたいで恐縮でした。本当にありがとうございました。

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壁面を覆い尽くした竹の文様は、日本の伝統的な鱗紋から着想を得て、蛇のウロコと山々が並ぶ風景をデザインしました。奥には【ヘビワヘビワ】上演用スクリーンと【ハハハハハハハハハハハハハハハ】上演用スクリーンが二つ並んでいます。その間には、山と蛇をモチーフにした祭壇。左右のスクリーンで代わる代わる行われる疑似祭空間を作りました。【ヘビワヘビワ】側には昨年WSで制作した大蛇のウロコ、【ハハハハハハハハハハハハハハハ】側には物語に登場する母達の人形を展示。上演されていない時は、影絵を体験できるようになっています。

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※南相馬影絵【ヘビワヘビワ】             ※山形影絵【ハハハハハハハハハハハハハハハ】

 

会場全体に流れるサウンドインスタレーションも制作。

エントランスには川村亘平斎のガムラン

【ヘビワヘビワ】側には、音楽担当・GO ARAIのタンプーラのドローン

【ハハハハハハハハハハハハハハハ】には、15人の母によるささやき声と音楽担当・田中馨のベース

30分毎に子ども達が大声で唱う

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※エントランスの揺れる影

 

1Fのエレベーターホールには、上空25Mにある7Fの吹き抜けから竹を吊るしました。

バリ島の村々にある半鐘[KULKUL]をもとに、竹の巣に住む大蛇を呼び出す呼び鈴をイメージ。

img_8790 img_8792kulkul ※バリ島【KULKUL】

 

上演した物語

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※南相馬影絵【ヘビワヘビワ】            ※山形影絵【ハハハハハハハハハハハハハハハ】

 

南相馬影絵【ヘビワヘビワ】

福島県南相馬市小高区に伝わる大蛇の物語を南相馬市在住のご家族と2015年に制作上演したものを再演しました。今回も南相馬から3家族が参加して下さいました。音楽 GO ARAI/五十嵐香乃

 

山形影絵【ハハハハハハハハハハハハハハハ】

山形ビエンナーレ2016に合わせて制作上演。東北芸工大内にある子ども芸術大学に通う母子15組と共に制作。15人の母(=山の神)が持つ昔話や幼少体験を綴るオムニバス。子ども達が作った人形によって呼び出されてくる。音楽 田中馨

今作は毎月山形でWSしてほぼ1年掛りで制作しました。お母さん達の持ち寄ったエピソードがどれも素晴らしく、本番の子ども達にテンションも最高でした。上演だけでは語り尽くせなかった事を少し間を置いてWEB等でご紹介したいと思っております。

 

 

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